最新の新型(豚)インフルエンザ情報です。ご旅行の際には、現地情報をご入手ください。

 

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新型インフルエンザの流行について(第7報(5月6日付))
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(内容)

1.2009年4月30日、世界保健機関(WHO)は、パンデミック警戒レベルをフェ
ーズ4から5へ引き上げました。
 メキシコについては、別途、「感染症危険情報」を発出しています。メキシ
コへの渡航を予定している方は、不要不急の渡航は延期してください。また、
メキシコ滞在中の方は、不要不急の外出は控え、十分な食料・飲料水の備蓄と
ともに、安全な場所にとどまり、感染防止策を徹底してください。なお、今後
は出国制限が行われる可能性又は現地で十分な医療が受けられなくなる可能性
がありますので、メキシコからの退避が可能な方は、早めの退避を検討してく
ださい。
 また、メキシコ以外で新型インフルエンザの感染が確認された国・地域(21
カ国・地域)に対しても、別途、「感染症危険情報」を発出しています。渡航
を検討されている方は、渡航先の感染状況及びWHOの情報等最新情報を入手し、
十分注意してください。また、これらの国に滞在される方は、WHOの情報にも留
意しつつ、感染防止対策を徹底するとともに、感染が疑われた場合には速やか
に医療機関で受診してください。

 2009年5月6日午前8時(日本時間)現在、感染が確認された旨政府当局またはW
HOが発表した国・地域は以下のとおりです。メキシコ及び米国を除き、各国・
地域とも死亡者はありません。
(1)WHOが同時点で公表している感染状況
    感染が確認された国 21カ国・地域、感染者数 1490人
   メキシコ
    感染者数    822人(うち 29人死亡)
   米国
    感染者数    403人 (うち 1人死亡)
   カナダ
    感染者数    140人
   スペイン
    感染者数    57人
   英国
    感染者数    27人
   ニュージーランド
    感染者数     6人
   ドイツ
    感染者数     9人
   イスラエル
    感染者数     4人
   フランス
    感染者数     4人
   オーストリア
    感染者数     1人
   オランダ
    感染者数     1人
   スイス
    感染者数     1人
   香港
    感染者数     1人
   デンマーク
    感染者数     1人
   韓国
    感染者数     2人
   コスタリカ
    感染者数     1人
   アイルランド
    感染者数     1人
   イタリア
    感染者数     5人
   エルサルバドル
    感染者数     2人
   コロンビア
    感染者数     1人
   ポルトガル
    感染者数     1人

(2)現地政府が発表している国
   グアテマラ(※今回新たに感染が確認された国)
    感染者数     1人(グアテマラ保健省発表)

 また、5月6日午前8時現在、感染疑いがある国は以下のとおり(報道含む。1
7カ国)です。
 インド、オーストラリア、スウェーデン、チェコ、ノルウェー、ルーマニア
、ロシア、アルゼンチン、チリ、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、ブラジ
ル、ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、ボリビア、ベナン

2.新型インフルエンザとは
 動物のインフルエンザウイルスがヒトの体内で増えることができるように変
化し、継続的にヒトからヒトの感染がみられるようになったもので、このウイ
ルスが感染して起こる疾患を新型インフルエンザといいます。
 今般、メキシコや米国等で感染が確認された豚インフルエンザ(H1N1亜型)
は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第6条7号に規定する新型
インフルエンザに位置づけられたところです。

3.豚由来インフルエンザがヒトに感染した場合
 発熱、倦怠感、食欲不振、咳など、通常のインフルエンザ症状があらわれま
す。また、鼻水、咽頭痛、吐気、嘔吐や下痢などの症状を訴える患者もいます。

4.感染防止策
 下記の点に留意し、感染防止に努めてください。
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐ
ため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手
で触れない。
(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医
療機関を受診する。

5.海外における入国時の健康チェック
 現在、多くの国においては、入国時の健康チェック(体温確認等)が行われて
います。その際、発熱、インフルエンザ様症状が疑われた場合には、新型イン
フルエンザ感染の確認等のため、一定期間停留を求められる場合がありますの
で、日本出発時に発熱等不調を感じられた場合には出発前に都道府県による新
型インフルエンザ相談窓口発熱相談センター(http://www.mhlw.go.jp/kinkyu
/kenkou/influenza/090430-02.html)等にご相談されることをお勧めします。

6.日本帰国時の健康チェック
 わが国では、検疫体制を強化しており、厚生労働省が定める新型インフルエン
ザが蔓延している国・地域(5月6日現在、メキシコ、米国、カナダ)から入国
する方に対し、機内検疫を実施しています。インフルエンザ様症状がある場合
には検査を行い、必要に応じ、隔離、停留又は保健所の健康監視下等におかれ
る場合がありますので、到着時の検疫所の指示に従ってください。なお、帰国
時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康相談室にお申し出ください
(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域
に渡航していた旨をお知らせください。)。

(問い合わせ先)
○外務省新型インフルエンザ相談窓口
  電話:(代表)03-5501-8000
      (内線)4625、4627、4629
○外務省領事局海外邦人安全課
  電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
                (携帯版):http://www.anzen.mofa.go.jp/i/

(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
  http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連)
  http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語)
○CDC(米国疾病予防対策センター)
  http://www.cdc.gov/h1n1flu/(英語)
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
  http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html

==海外安全ホームページ========================
    http://www.anzen.mofa.go.jp/

  ☆海外赴任、留学決まったら・・・
   「国・地域別海外在留邦人安全マニュアル」
    http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/index.html

  ☆楽しい旅行はまず健康管理から・・・
   「世界の医療情報」
    http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html

  ☆冊子、ビデオでわかりやすく安全対策ができる・・・
   「海外安全についての冊子とビデオ・DVDの紹介」
    http://www.anzen.mofa.go.jp/about_center/index.html#video

    外務省海外安全相談センター
    〒100 – 8919
    東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
    電話:03-3580-3311 内線2902、2903

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