アイスランドの火山噴火に伴う飛行制限の影響についての続報です。

弊社にて、「4月中に欧州へご出発される」 航空券をご予約&発券されたお客様には順次ご連絡とご案内を申し上げています。

以下は、日本時間18日のヨーロッパの空域を管制している Euro Control 発表の資料です。このホームページに入ると火山灰が覆っている空域を見ることができます。

 http://www.metoffice.gov.uk/aviation/vaac/data/VAG_1271612174.png

これだけ長期に運休が続くと、空の制限が解けたとしても乗客が殺到したと機材繰りがつかなかったりと理由から、定期便を運航はすぐには再開されない場合もございます。2-3日の間は臨時便として運航され、航空会社は座席の予約を改めて行う可能性(9・11の時には、ほとんどの航空会社がそうしました) もありますので、しばらくの間は十分に注意が必要ですのでご留意くださいませ。

欧州の空域を管理するユーロコントロールによると、現地時間4月18日(日本時間18日07時~19日06時)に運航される便は、通常時よりも2万便少ない4000便にとどまる見通しだ。影響が出始めた15日から18日の累計では、前週の実績と比較すると4万2441便が欠航したことになり、国際航空運送協会(IATA)では、航空業界が1日あたり2億米ドル(1兆8400億円)の収益を逸失していると試算した。

 現地時間4月18日12時30分(日本時間同日19時30分)現在、空域のすべて、または一部での運航が制限されている国は24ヶ国(下表参照)。現地時間17日16時30分(日本時間23時30分)からはスペイン北部が加わっており、依然として事態が収束に向かう様子は見られない。ただし、南欧のポルトガル、スペインの一部、バルカン半島南部、イタリア南部、ブルガリア、ギリシャ、トルコは制限されていないという。

 19日の日本発着路線では、日本時間4月19日01時現在(以下すべて同じ)日本航空(JL)がロンドン、パリ、アムステルダム、ミラノ、フランクフルト、モスクワへの便の欠航を決定。各空港出発の復路便については19日朝までに決定する予定という。

全日空(NH)ではロンドン、パリ、フランクフルトの各路線について往復とも欠航を決定。20日についても、「運航は大変厳しい見込み」としている。

 他の航空会社でも、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)とオーストリア航空(OS)は日本時間19日21時まで、スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)は同日22時まで欠航を決めている。このほか、ヒースロー空港が19日16時まで、アムステルダム・スキポール空港が無期限、ヘルシンキ空港が20日06時までの離発着停止を決めており、好転の兆しはない。ただし、火山灰の広がり方によって運航できるケースもあり、エールフランス航空(AF)では、19日にトゥールーズ発香港着を含む7便の長距離線を運航する計画だ。

▽関連リンク
(日本企業のウェブサイト以外はすべて英語)
【航空管制当局】
ユーロコントロール
英国管制サービス

【空港会社】
成田国際空港
関西国際空港
中部国際空港
ヒースロー空港
シャルル・ド・ゴール空港
フランクフルト空港
スキポール空港
ヘルシンキ空港
ブリュッセル空港

【航空会社】
日本航空
全日空
ルフトハンザ・ドイツ航空
オーストリア航空
スイス・インターナショナル・エアラインズ
エールフランス航空
KLMオランダ航空
アリタリア・イタリア航空
ブリティッシュ・エアウェイズ
ヴァージン・アトランティック航空
フィンエアー
スカンジナビア航空
トルコ航空
エミレーツ航空
エティハド航空

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