残念!やはり出てしまいました。。。 バンコクに「渡航の是非を検討してください」の危険情報が。。。

旅行会社が主催する旅行に関しては、「旅程を管理する」ためツアーは中止の方向にあります。個人で旅行される場合には、この限りではありませんが自己責任において十分に情報を分析して、ご出発または中止の自己判断となります。

=======  出発前には海外安全ホームページをチェック! ========
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2010/04/23:渡航情報(スポット情報)

※ 本件渡航情報は下記の通り発出されましたが、随時更新されます。

(件名)
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タイ:バンコク都他周辺地域における反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ・集会に関する注意喚起(4月23日付)
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(4)首都バンコク及び周辺地域
:「渡航の是非を検討してください。」
(イ)2006年以降,タイではタクシン元首相を支持する勢力と同元首相の政治
手法に反対する勢力との間で対立が続き,一方の勢力による政権に対し,もう
一方がデモ活動を行う状況が続いてきました。
 2008年にはタクシン派政権に対し,PADが半年以上にわたる反政府デモを行い,
過激化したデモ活動は首相府及び空港の占拠に至りました。その後,2008年12
月に反タクシン派政権であるアピシット政権が成立するとUDDが反政府運動を開
始し,2009年4月には,パタヤでのASEAN関連首脳会議会場の占拠,バンコク都
内複数か所の道路封鎖などを伴う大規模な反政府デモ・集会が発生したほか,
現政府支持勢力であるPAD幹部の乗車する車両が銃撃され,同幹部が重傷を負う
という事件も発生しました。

(ロ)2010年3月12日からUDDは再び大規模デモ活動を展開しており,当初,パ
ンファー橋付近を拠点としていたUDDは,4月3日からはバンコク都内繁華街の中
心であるラチャプラソン交差点付近にデモ活動を展開し,タイの経済及び都民
の生活に多大の影響を与えています。これを受け,政府は4月7日,バンコク都
および周辺地域に非常事態宣言を発出しています。4月10日には,パンファー橋
から民主記念塔の先まで広がるデモ隊と軍との間で衝突が起こり,邦人ジャー
ナリスト1人を含む25人の死者と840人に及ぶ負傷者を出しました。同衝突に関
し,タイ政府はデモ隊に武器を使用するテロリストが含まれていたと発表しま
した。これに対し,UDDは,デモ隊をすべてラチャプラソン交差点付近に集結さ
せ,軍による強制排除に備えて同地域の周辺6か所にバリケードを築くなど,政
府との間で対決姿勢を強めています。一方,こうしたUDDデモに反対するグルー
プが4月17日以降都内で場所を変えつつデモ活動を行っています。また,UDDが
バンコク有数の商業地区であるシーロム通りでデモを行うことを示唆したこと
から,軍・警察がシーロム通りに配備され,通りを隔てて向かい合うルンピニ
ー公園のUDDデモ隊との間で緊張が高まっていました。
 そうした中,4月22日夜,シーロム通りでデモ活動を行っていた反UDDグループ
を狙ったと思われる爆弾5発が高架鉄道(BTS)の駅を含む3か所に打ち込まれ,
最低1人の死者及び70人以上の負傷者を出す事件が発生しました。同事件を受け
て軍・警察とUDDデモ隊との間では一層緊張が高まっています。

(ハ)上記に加え,首都バンコク及び同郊外においては,2010年2月から首都バ
ンコク及び郊外において政府等の施設を中心にたびたび爆弾事件が発生してい
ます。これらについてはいずれも犯行声明等はありませんが,UDDデモと関連し
ているとの見方もあります。
 今後の情勢次第では,UDDのデモ活動に関連した場所や各種の政治的集会が行わ
れている場所で不測の事態が発生する可能性は排除されません。

(ニ)タイは「微笑みの国」,首都バンコクは「天使の都」といわれ,安全な
イメージがありますが,2006年3月には日本人旅行者2人が拳銃で撃たれ死亡す
る事件が発生したほか,同年8月には,日系企業社員が帰宅途中に散弾銃で撃た
れ重傷を負う事件,2007年6月には,首都周辺県で日系企業社員が帰宅途中に拳
銃で撃たれ負傷する事件が発生しています。

(ホ)スリ,置き引き,ひったくりなどの被害が依然多発しています。中でも
ひったくりは,被害者を引き倒してでもバッグを奪おうとする悪質な手口が増
加しており,負傷する日本人が増えています。さらに,夜間,オートバイに乗
った二人組が刃物を振り回し,通行人に重傷を負わせる事件も報告されていま
す。

(ヘ)フィリピン人又はマレーシア人と思われる集団によるいかさま賭博の被
害が発生しており,ナイフや拳銃で脅されて多額の現金を要求されたり,わい
せつ行為をされたりするという深刻な事案も報告され,事件には凶悪化の傾向
もみられます。

(ト)日本人が被害に遭う睡眠薬強盗が急増しています。見知らぬ者から飲食
物を勧められても安易に信用せず,毅然とした態度で断る勇気が必要です。

(チ)バンコクを始めとするタイの都市には多数の日本人が在留していますが,
日本人社会の成長・滞在邦人の増加に伴い,日本人が犯行に関与していると
思われる事件や来訪する日本人を標的にした詐欺事件や偽札事件等が増加して
おり,殺人事件も発生しています。具体的には,2007年末にバンコク都周辺の
チョンブリー県内で日本人が殺害される事件,2008 年8月にバンコク都内で日
本人が殺害され現金を強奪される事件が発生しています。これ以外にも日本人
が犯行に関与していると思われる,海外商取引を装う詐欺事件等も頻発してい
ます。
 
 以上の状況を踏まえ,首都バンコクの危険情報を「十分注意してくださ
い。」から「渡航の是非を検討してください。」に引き上げます。
 つきましては,首都バンコク,特に,上記2.(4)(イ),(ロ)記載のデモ及び
集会等が行われている地域及びその周辺に渡航・滞在される方は,渡航の
是非を含め安全につき十分検討してください。同地に渡航・滞在されている方
は,上記の情勢及び犯罪発生状況を踏まえ,デモ・集会には近づかず,現地
情勢の把握に努め,暴動やテロ事件等,不測の事態に巻き込まれないよう
十分な安全対策をとってください。

(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3100
 ○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
              http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
 ○在タイ日本国大使館
  住所:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
  電話: (66-2) 207-8500、696-3000
  FAX : (66-2) 207-8510
  ホームページ: http://www.th.emb-japan.go.jp/
 ○在タイ日本国大使館領事部
  電話: (66-2) 207-8502、696-3002(邦人保護)
       (66-2) 207-8501、696-3001(パスポート、証明、在外選挙等)
  FAX : (66-2) 207-8511
 ○在チェンマイ日本国総領事館
  住所:Suite 104-107, Airport Business Park,, 90 Mahidol Road,
      T. Haiya, A. Muang, Chiang Mai, 50100 Thailand
  電話: (66-53) 203367
  FAX : (66-53) 203373
  ホームページ: http://www.chiangmai.th.emb-japan.go.jp/

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   「国・地域別海外在留邦人安全マニュアル」
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    〒100 – 8919
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