今回の LHV Travelerは・・・
少々昔の話になりますが、わたくし、岩崎治幸の旅をご紹介致します。
フランスには、美食文化をワインと共に楽しめる本場のガストロノミーが、たくさん軒を連ねております。
世界有数のワインの産地で、地元の料理を楽しみながら旅をする、お勧めのオーダーメイド型の旅行です。
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数年ぶりにフランスへ行くことになりました。
以前は添乗員として、年に2回くらいのペースで来ていたパリですが、どのくらいの変化を遂げているのかがとても楽しみです。
今回は『美味しいワインを飲んだくれて食い倒れよう!』をテーマにして、ソムリエとシェフの友人と共に「ボルドー&パリの旅6日間」を企画しました。
【DAY-1】
今回は、ルフトハンザドイツ航空をチョイス。
フランクフルト空港で、ボルドー行きへ乗り継ぎます。
ルフトハンザは、およそ8年ぶりの搭乗になりますが、前回はカツ丼の機内食が好印象。
果たして今回は何が出てくるのだろう・・・ と期待を旨に、いざっ747へ!
機内では、アテンダントにドバっとオレンジジュースを溢される同行者あり。
フランクフルトの入国審査場では、別室へ連行されてズボンを下ろされ検査を受ける同行者あり。(シークレットブーツには要注意)
広大なフランクフルト空港の一番隅っこに停まってたボルドー行きの小さい機材へ乗り換えて・・・
今度は、座席に落ちてたガムがパンツに張り付いてヨゴレが落ちない同行者あり・・・
バゲージクレイムで自分のスーツケースが見えた瞬間、『最後のオチがロストじゃなきゃいいな、って思ってたんだよね!よかったぁ~』と言ったのもつかの間、なんとソムリエの荷物がいつまでたっても出てこず・・・
結局、預けた荷物一つ、ロストされました!
なんだかんだで、欧州デビュー戦となったソムリエと海外デビュー戦のシェフは、この有様にさぞかしお疲れになったことでしょう。
『もう何もトラブルはないだろう』という確信半分恐れ半分を抱いて、シャワーを浴びて気分も新たに夜のボルドーへ繰り出します。
Le Bistro du Sommelier
https://www.bistrodusommelier.com/
今夜のディナーは、宿泊ホテルの NOVOTEL CENTER HOTEL より歩くこと約15分。
ソムリエが事前に調べておいてくれたご推薦のこのビストロで乾杯することに。
本日、唯一の幸運がここに!
満席のなか、なんとか席を用意してくれました。
一品でも多く味わいたいので、仲良くシェアしながら、ポテトの付け合せと赤&白のボルドーワインを数本いただきます。
カジュアルなビストロですが、なかなか雰囲気もよく、店員さんもキビキビしていて料理もとても美味しかった。
ここは地元の人で賑わう、お薦めのビストロです。
【DAY-2】
この旅のメインイベント、≪ボルドー・シャトー巡りの一日≫ です。
ボルドーのホテル発着の終日ツアーをアレンジ。
完全オーダーメイドで、専用車とガイドさんをチャーターしました。
今日一日、ガイドさんと一緒にシャトーロードを走り、メドックやマルゴーなどを案内していただます。
デュープに、優雅に、思う存分、フレンチのガストロ飲み、いえ、ガストロノミーを満喫します。
09:00
ホテルから車を数十分、北へ走らすといよいよシャトーロードに入ります。
両側には広大なブドウ畑が広がり、メドックやマルゴー、ポイヤックなどの超有名な産地名がどんどん現れます。
通常、1日に回れるシャトーの数はだいたい3ヵ所です。
各シャトーでは試飲させてくれますので、年代の異なるワインを飲み比べることもできるでしょう。
しかし、ボルドー訪問時のお楽しみはこれだけではありませんね。
シャトーにはミシュランの星を獲得しているレストランがあったり、シャトーマルゴーのブドウ畑を見ながら食事をしたり・・・ 日常ではない、お昼前から美味しい食事と原産地のワインをその場で堪能できるという至高の贅沢な時間が待っているのですから!
10:00
さて、今日の一発目はこちら!
CH.LYNCH BAGES
シャトー・ランシュ・バージュ
https://www.lynchbages.com/fr
シャトーの建物がとてもきれいで、最新の設備を有しています。
シーズンになると別棟のレストランやスーベニアショップもオープンして、賑やかになるのでしょう。
ワインの製造過程を見せていただきましたが、樽の数が日本の勝沼とは違う・・・
最後は、きれいなマダムが試飲をさせてくれます。
11:00
ランシュ・バージュをあとにして『5大シャトー』を巡ります。
しかし、残念ながら今日は週末でほぼ休み!
外観だけのお楽しみとなりました。
メドックには、世界中にその名を轟かせている5大シャトーのうちの4つが集まっています。
『メドックのヴェルサイユ』とも呼ばれるシャトーマルゴーを筆頭に、赤ワイン好きにはタマラナ~イ地域となっています。
また、どのシャトーも大変美しく、ネオクラシック風の個性的な建物を有しており、車窓から見ているだけでも楽しいです。
『シャトー・ラフィット・ロートシルト』
湖面に映るブルーの空と緑。優雅です。
『シャトー・マルゴー』
なぜかここだけ空気感が違うように感じました。
メドック周辺のあとにして、次は、こちらも世界遺産に登録されているサンテミリオン村へ向います。
サンテミリオンは、ブドウ畑の真ん中にぽっかりと浮かんだ、小高い丘の上に広がる石造りの小さな街。
「千のシャトーが建つ丘」とも言われるほど、この村には2000年もの間、ワインを作り続けた歴史のある小規模ながら大変魅力的なシャトーが連なっています。
街の一番高い丘から眼下に広がる田園風景は、きっと旅のハイライトの一つになることでしょう。
13:00
まずは、教会の目の前にある人気店でランチです!
L’envers du Decor
ランヴェール・デュ・デコー
https://www.envers-dudecor.com/
昼からこんな一杯食べて大丈夫か?
赤ワインにとてもよくマッチする味でした。
15:00
サンテミリオンには、小規模なシャトーがたくさんあります。
今回はそのうちの一つ、シャトー・オーゾンヌを訪問します。
CH.AUSONE
シャトー・オーゾンヌ
https://www.chateau-ausone.fr/
たった7ヘクタールしかないヴィンヤードですが、格付け第一級Aだそうです!
ここサンテミリオンの地下には、200キロ以上に渡って地下道が張り巡らされています。
昔、切った石を地上へ出していた場所です。
いかに地層が薄いかがわかりますし、よく見るとブドウの木の根が見えます。
18:00
ボルドーに戻る頃には、すっかり陽も落ちました。
時間が経つのが早すぎます。
ガロンヌ川を渡り、『水のほとり』のボルドー中心部へ戻ります。
~ここで、終日ツアーは終了します。~
今回は、日曜日だったために訪問可能なシャトーが限られていましたが、シャトーの営業日の平日であれば、もっと選択肢は広がります。
お客様のご要望に合わせて、訪問地を決めることも可能です。
是非、ボルドーのシャトー巡りへご参加されてみてはいかがでしょうか?
🔼 メドックのなかにあるシャトーホテルに宿泊して、優雅なディナーとワインを楽しみませんか?お勧めのシャトーホテルの一つはこちら!
Chateau Cordeillan-Bages
シャトー・コルデアン・バージュ
https://www.cordeillanbages.com/en
🔼 リバティヒルバケーションでは、航空券・ホテル等、お客様のご要望に応じてオーダーメイドの旅をお創り致します。
ご旅行に関するご相談やお問合せは、リバティヒルバケーション tel: 03-3723-1500 までお気軽にどうぞ!
どうぞよろしくお願い申し上げます。
お問合せ・お申し込みは、リバティヒルバケーションへ!
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【DAY-3】
翌朝、朝早く起床してボルドーの中心地を散歩しました。
意外なほどの歴史のある建造物が多く、道も整備されています。
世界遺産へ登録されるための努力が、いたるところに目に付きます。
朝陽に輝くセントアンドレ大聖堂。
12世紀に頃に建てられたロマネスク様式の教会です
カンコンス広場。
ロベスピエールの恐怖政治の時代には、この広場にギロチンが置かれていたそうで、今は追悼の記念碑があります。
ブルス広場。
18世紀の中ごろに建てられた美しい建物と広場で、パリのヴァンドームを思い出させます。
夜はライトアップされ、大変ロマンティックに。ガロンヌ川が目の前に流れ、対岸からの眺めが素晴らしいです。
想像していたものとはもの凄~く異なっていたボルドーの街並み。
こんなに美しい街とは思ってもいませんでした
もっと長く滞在する価値のあるところです。
後ろ髪を引かれる思いでボルドー・サンジャン駅よりパリ・モンパルナス駅行きのTGVに乗車し、パリへ向います。
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いつの日か、『ボルドー・シャトー訪問し、美味しいワインを飲んだくれて食い倒れよう!ガストロ飲みーの旅』を企画できるよう、頑張りたいと思っております!
リバティヒルバケーションでは、ボルドーのシャトーやブルゴーニュのドメーヌをはじめとする、世界のワイナリーを訪れるご旅行をご提案しています。
ワインの本場を訪問し、試飲しながらその土地土地の料理を堪能する贅沢を体験しに行きませんか?
また、国内外の航空券、ご宿泊ホテルはもちろん、JR券や観光タクシー、ネイチャーガイド、ゴルフ場等のご手配を承ります。
皆様からのご予約・ご相談お待ちしております!