国内線6社の2009年度年末年始(2009年12月25日~2010年1月5日)の国内線旅客便は、合計で提供座席数が前年比3.9%減の453万0672席に対し、利用客数は5.5%減の292万4590名で、利用率が1.1ポイント減の64.6%となった(各社発表値の合算)。旅客数が増加したのはスカイマーク(BC)の11万7951人(7.2%増)とスターフライヤー(7G)の3万6757人(7.5%増)の2社のみで、両社はそれぞれ、利用率も増加している。提供座席数を増やしたのも、BC(1.9%増)とスカイネットアジア(6J)(8.5%増)、7G(3.5%増)の3社のみで、エア・ドゥ(HD)も0.9%減と前年並み。大手2社が路線の整理やコードシェアの対応を進める一方で、新興各社の提供座席数が増加している。

 方面別の旅客数は、各社によってばらつきがあるようだ。NHでは北海道が前年比0.7%減と最も減少幅が少ないが、JLは8.8%減。JLは中国・四国方面が2.7%減、関西方面が3.0%減と減少幅が少なかったが、NHは中国・四国方面は7.1%減となった。ただし、関西方面は2.8%減と2番目に減少幅が少ない。一方、このところ人気の高かった沖縄線についてはNHが9.1%減、JLが8.3%減と落ち着いており、BCでも羽田発は8.1%減となっている。BCについては同路線と羽田/福岡線以外はすべて前年を超え、特に羽田/札幌線と羽田/旭川線、2009年3月から定期便化した福岡/那覇線は2ケタ増となり、提供座席の増加率を上回っている。

▽国内6社の2009年度年末年始利用実績

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