ギリシャに対する 『注意喚起』 の情報が外務省海外安全相談センターより出されています。
この年末年始にギリシャへ行かれる方はご留意ください。
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ギリシャ:暴動に対する注意喚起
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外務省海外安全相談センター
〒100 – 8919
東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
電話:03-3580-3311 内線2902、2903
(内容)
1.ギリシャでは、12月6日夜、首都アテネ中心部エクサルヒア地区におい
て、約30人の若者が警察車両を襲撃し、これに応戦した警察官の銃撃で15
歳の少年が死亡する事件が発生しました。この事件をきっかけに、同日夜
から翌7日にかけて、抗議のためにエクサルヒア地区やアテネ工科大学付
近に結集した若者が、銀行や店舗、車両などを破壊、放火するなど大規模
な暴動に発展し、警察官24人が負傷したほか、31軒の商店、9か所の銀行
及び20台の車両が損害を受けました。また、暴動はアテネ市内のみなら
ず、テッサロニキ、パトラ、イオアニア、クレタ島イラクリオ、レシムノ
などにも拡大しています。
また、9日午後には、死亡した少年の葬儀がパリオファリロン地区で行
われ、この葬儀にあわせて、暴動も活発化しました。更に、10日以降、ギ
リシャ労働組合を始め、各団体によるデモや集会が予定されていますが、
過激なグループの煽動により大規模な暴動に発展するおそれがありますの
で注意が必要です。
2.つきましては、ギリシャに渡航・滞在を予定されている方は以下の点に
留意し、危険を避けるようにしてください。
(1)暴動が発生している場所、集会、デモ隊などの大勢が騒いでいる場所
には絶対に近づかない。
(2)不用意にギリシャ治安当局等政府関係機関、各国大使館や銀行等には
近づくことは避け、必用な場合は周囲の情勢に注意しつつ、十分な安全
対策を講じる。
(3)車両は路上駐車せず、駐車場を利用する。
(4)報道等から最新の情報収集に努め、安全対策を講じるとともに、デマ
や噂に惑わされることのないよう注意する。