日本と比べて、かなり厳しい入国制限が続いてる観光立国のタイ王国。
そのタイが、4月1日より運用開始となる「入国条件の一部緩和」を昨日付けで、正式に発表しました!

(1)

渡航者の入国時の条件に応じて入国後の隔離期間が、14日間、10日間、7日間、のいずれかになるというものです。

【14日間(15泊16日)の隔離となるケース】

*タイ王国保健省が定める “新型コロナウィルス変異株流行国” からの渡航者の場合。
3月31日付発表では、南アフリカ、ジンバブエ、モザンピーク、ボツワナ、ザンビア、ケニア、ルワンダ、カメルーン、コンゴ、ガーナ、タンザニア。
変異株流行国の指定は1か月ごとに見直しが入る予定。

【10日間以上(11泊12日)の隔離となるケース】

*タイ王国保健省が定める “新型コロナウィルス変異株流行国” 以外からの渡航者の場合。
4月2日現在、日本は変異株流行国には指定されていません。
隔離期間中のPCR検査は2回の予定。
変異株流行国の指定は1か月ごとに見直しが入る予定。

【7日間以上(8泊9日)の隔離となるケース】

*タイ王国保健省が定める”新型コロナウィルス変異株流行国” 以外からの渡航者の場合。
*新型コロナウィスルワクチン接種を既定の回数を終えており、その接種証明書を持っている場合。

タイ入国時の検査で原本、またはPDF等電子ファイルの場合はプリントアウトしたものを要提示です。
但し、世界保健機関WHO、もしくは、タイ王国保健省が承認した新型コロナウィスルワクチンを渡航日の14日前までに接種している方に限ります。
隔離期間中のPCR検査は1回の予定。

※4月1日時点で登録されているワクチンは次の通り※
SINOVAC 2回
ASTRAZENECA  2回
SK BIOSCIENCE  2回
PFIZER BIOTECH  2回
SERUM INSTITUTE of INDIA  2回
JANSSEN PHARMACEUTIEAL JOHNSON & SOHNSEN 1回
MODERNA  2回
*数字は必要接種回数。
*このほかのワクチンも登録される予定。

すでに入国許可証(COE)申請にも、ワクチンの関する設問がなされています。

(2)

搭乗可能健康証明書(Fit to Fly Health Certification)の提示が必要なくなりました。
但し、渡航前72時間以内に発行された英文のPCR検査の陰性証明書は、従前通り必要です。

***

うまくいけば7日間の隔離で済みそうです!
しかし・・・
日本では、新型コロナウィスルのワクチン接種が行き渡るのは、まだまだ時間が掛かりそうです。
従って、しばらくの期間は、タイ入国後の隔離が10日間以上(11泊12日)になりそうです。

タイ政府は、7月1日からプーケット限定で、ワクチン接種者のみ隔離0日で受け入れを開始する旨、発表しております。
さすがに観光立国らしく、ワクチン接種者に対する受入態勢の準備やアナウンスが早くて、しっかりしている印象です。
オリンピックを開催するという日本も、見習ってほしいですね。

本日現在の情報を基にしています。
タイへ渡航の際には、必ず最新の情報をご入手くださるよう、お願い申し上げます。

タイ大使館のアナウンス資料(4/1付)
http://site.thaiembassy.jp/upload/pdf/2021/Economic2021/Vaccine/Updates%20%E3%82%BF%E3%82%A4%E5%85%A5%E5%9B%BD%E6%8E%AA%E7%BD%AE%E5%A4%89%E6%9B%B420210401final.pdf

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