現在、私たち日本人が 【観光目的】 で海外旅行へ行くときには、ほとんどの場合において、査証(ビザ)の取得を必要としていません。

しかし、私がこの旅行業界に入った約20年前は、まだ多くの国で日本人国籍の渡航者に対してビザ取得を義務付けており、各国の大使館または領事館へビザの申請&受領へ行くことが新人業務の一つ。毎日のように韓国、中国、オーストラリア、インド、台湾などのビザセクションへ出入りしていました。
当時はビザセクションの人たちが怖くて冷たくて・・・ 順番が来ると書類提出の前にまずはご機嫌伺いから始めて、如何に怒られないようにしようかと、いつもビクついていたのを覚えています。。。

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海外の方が日本へ渡航する場合、特にアジア諸国の国籍の方に対してビザの取得を求めていますが、最近、少しずつ緩和されてきているようです。これで、ビザという壁が取り払われれば、もっともっと簡単に東南アジアの方々に日本を楽しんでいただくことが可能になります!

日本政府は『第2回観光立国推進閣僚会議』なるもので、訪日観光客向けビザの大幅な緩和を決定。日・ASEAN友好協力40周年を契機に夏までに実施する計画として・・・
※ タイ、マレーシア向けのビザは免除
※ ベトナム、フィリピン向けのビザを数次(マルチ)ビザ化
※ インドネシア向け数次ビザの滞在期間を延長

内閣総理大臣の安倍晋三氏は、訪日外国人旅行者数1000万人の達成と2000万人をめざすため、アクション・プログラムを直ちに実行していくと説明。「アジアNo.1の国際会議開催国の地位を不動のものとする」
と述べたそうです…

近年、中国人旅行客が日本へ来なくなりましたが、その代りにタイやマレーシア、台湾の方々に日本への旅行の人気が高まりつつあります。
冬のスキーシーズン&温泉はもちろん、今年の春、桜のシーズンのバンコク線やクアラルンプール線は、東南アジアからの花見客の団体で連日満席!ホントーに席が取りにくかったですからー!!

誰もが 『冬のシーズンだけの運航だ!』 と思っていた新規路線のタイ航空・バンコク~札幌間の直行便は、6月になった今でも週4便で運航しています。それほど需要が高いということで通年運航するのでしょうね~

また、訪日ビザも大事ですが、アジアNo.1の国際会議開催国を目指すならもっともっと大きな展示会場や空港アクセスを整備も並行してやっていってほしいものです。日本の展示会場は海外のそれと比べると狭すぎますからね!

海外から日本へのお客様が増えることは、日本にとって大歓迎すべきことです。
しかし… 同時にフライト数の増加や航空機のサイズアップがない限り、まずます座席が取りにくくなることは明白です。

嬉しいような、悲しいような・・・ 
特に日系航空会社さん、機材の大型化してくださいな

お願いします!

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